色鉛筆の塗り方は「筆圧」で変わる|表現の幅を広げる3つのコツ

色鉛筆で描いた色とりどりのグラデーション

「同じ色鉛筆を使っているのに、なんだか自分の絵だけのっぺりしてしまう…」「SNSで見るような透明感のある塗りができない…」そんなお悩み、ありませんか。

実はその違い、特別なテクニックではなく「筆圧のコントロール」にあるかもしれません。今日は、色鉛筆の表現力をぐっと引き上げる「力加減」の基本を、初心者の方にもわかりやすくお伝えします。読み終わるころには、いつもの色鉛筆が新しい画材に見えてくるはずです。

「色」だけでなく「力」もコントロールする。それが、色鉛筆と仲よくなるための、いちばん最初の一歩です。

なぜ「筆圧」が色鉛筆の仕上がりを左右するのか

色鉛筆は、芯に含まれる顔料(色のもとになる粉)を紙の凹凸に乗せていく画材です。つまり、どれくらいの力で塗るかによって、紙に乗る顔料の量が変わります。

軽く塗れば顔料は紙の表面にうっすらと、強く塗れば紙の奥までしっかりと入り込みます。これが、同じ1本の色鉛筆でも、淡い色からビビッドな色まで表現できる理由です。

逆に言えば、ずっと同じ筆圧で塗っていると、絵が単調に見えてしまうということ。「色」だけでなく「力」もコントロールする。これが上達への第一歩です。

色鉛筆で描いた色とりどりのグラデーション
同じ色鉛筆でも、筆圧の違いだけで表情はこんなに変わります
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3段階の筆圧を使い分けてみよう

筆圧は大きく分けて、次の3段階を意識するとぐっと描きやすくなります。

  1. 弱い筆圧(ふんわり塗り)

    鉛筆を寝かせ気味に持ち、紙の上をそっとなでるように動かします。色は淡く、ふわっとした印象に。空や肌の下塗り、遠くの景色など「やわらかさを出したいところ」にぴったりです。

  2. 中くらいの筆圧(基本の塗り)

    普段書くときと同じくらいの力加減。色をしっかり置きつつ、なめらかに塗ることができます。作品のベースになる塗り方で、いちばん使う頻度が高い力加減です。

  3. 強い筆圧(しっかり塗り)

    鉛筆を立て気味に、紙にぐっと押しつけるように塗ります。発色がもっとも鮮やかになり、質感や輪郭を強調したいときに効果的。ただし力を入れすぎると芯が折れたり、紙が傷んだりするので注意です。

ポイントは、1枚の絵の中でこの3段階を意識的に使い分けること。それだけで、絵に奥行きと立体感が生まれます。

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シーン別・筆圧の使い分け実例

実際の作品づくりでは、こんなふうに筆圧を切り替えていきます。

りんご・花びら・空のシーン別に筆圧の使い分けを示したイラスト
「薄い→濃い」の順で重ねることで、自然な立体感が生まれます
りんごを塗るとき 最初は弱い筆圧で全体に薄く色を置き、次に中くらいの筆圧で陰の部分を重ねます。最後に、いちばん暗いところや艶のあるラインに強い筆圧でメリハリを。「薄い→濃い」の順番が失敗しないコツです。
花びらを塗るとき 中心から外側に向かってグラデーションを作ります。中心は強めの筆圧、外側にいくほど力を抜いて。指の力をスーッと抜く感覚を意識すると、自然な濃淡が生まれます。
空や背景を塗るとき ずっと弱い筆圧でやさしく塗り重ねます。一度に濃く塗ろうとせず、薄い層を何度も重ねることで、ムラのない美しい仕上がりに。
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筆圧コントロールが上達する練習法

ちょっとした練習で、筆圧の感覚は驚くほど身につきます。

筆圧コントロールが上達する3つの練習法をまとめたイラスト
1本の色鉛筆で「濃→淡」をなめらかに作る練習
Tip 1|グラデーション練習 紙に細長い長方形を描き、左端を強い筆圧、右に行くほど力を抜いて、最後はほとんど色がつかないところまで。1本の色鉛筆で「濃→淡」をなめらかに作る練習です。毎日1〜2分でも十分です。
Tip 2|3段階塗り分け練習 同じ大きさの円を3つ描き、それぞれ弱・中・強の筆圧で塗り分けてみましょう。自分の中の「力加減の基準」がはっきりしてきます。
Tip 3|紙を変えて試してみる 実は、紙の種類によって最適な筆圧は変わります。目の細かい紙はやさしく、ざらつきのある紙は少し強めに。いろんな紙で試してみると、表現の幅がさらに広がります。
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力加減ひとつで、絵はもっと自由になる

色鉛筆の魅力は、特別な道具がなくても、ちょっとした意識で表現が変わるところ。今日ご紹介した「3段階の筆圧」を意識するだけで、いつもの絵がぐっと立体的に、いきいきと見えてくるはずです。

最初はうまくいかなくても大丈夫。手が覚えるまで、楽しみながら練習してみてくださいね。

そして、自分の表現にこだわりたくなってきたら、色鉛筆そのものを見直してみるのもおすすめです。芯のやわらかさや発色の良さで、描き心地はずいぶん変わります。ここからは、筆圧コントロールの練習にぴったりな色鉛筆を3点ご紹介します。

筆圧表現を楽しむための、3つのおすすめ

色鉛筆 72色 油性 紙製ケース

色鉛筆 72色|油性・丸形・3.3mm・ソフト芯|紙製ケース

これから色鉛筆を始める方に、まずおすすめしたい一本。やわらかなソフト芯は弱い筆圧でもきれいに発色し、3段階の力加減を体感しやすい入門にぴったりのセットです。

¥1,580(税込)

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色鉛筆 180色 油性 缶ケース

色鉛筆 180色|油性・丸形・3.3mm・ソフト芯|缶ケース

本格的に取り組みたい方へ。180色の豊かなグラデーションがあれば、筆圧を変えながら近い色を重ねる楽しみが広がります。長く付き合える、本気の一缶です。

¥3,798(税込)

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色鉛筆 50色 水彩 紙製ケース

色鉛筆 50色|水彩・六角形・3.3mm・ソフト芯|紙製ケース

「次に試したい」一歩へ。筆圧で描いたあと、水を含ませた筆でなぞれば、まるで水彩画のような表現に。同じ50色でも、塗り方と水加減で無限のニュアンスが楽しめます。

¥1,580(税込)

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まとめ:力加減ひとつで、絵はもっと自由になる

あなたのアトリエに、新しい一本が加わりますように。